#まちのひと2022年4月

#まちのひとでは、街を眺める方、街にかかわる方を紹介しています!

街を見続ける笹井氏が綴るメルマガの一部ご紹介致します。

2022年4月24日のメルマガより一部を抜粋

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1.商う言葉
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日々の商いに役立つ「言葉」を紹介し、その意味をコラムとしてお伝えします。今日は、「いらっしゃい」というときの気持ちについて考えてみましょう。

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愛をもって
一つひとつ仕入れよう
そうすれば真実をもって
売ることができる
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「いらっしゃいませ」とあなたが言うとき、あなたはどんな気持ちでしょうか? 「なんでもいいから買ってくれ」と目論んでいるのでしょうか? そうした下心が透けて見える店に、お客様は好んで入りません。なぜなら店の外まで、そんな思惑が漂っているからです。それに気づいていないのは、悲しいことにあなただけです。

「いらっしゃいませ」とあなたが言うとき、あなたの心は躍っています。なぜなら、お客様がきっと欲しがるとあなたが確信している品があるからです。何でも揃っている店でも、安さを売りにしている店でもありません。しかし、そこにあるのはお客様の顔を思い浮かべて仕入れた物ばかり。お客さがきっと欲しがると確信している品があるからです。

考えてみてください。心から一人のお客様を喜ばせることがどれほど難しいことか。ところが、あなたは一人ひとりのお客様にその喜びの商いを毎日繰り返しています。なんという幸福でしょうか、なんという栄光でしょうか。商人とは、こんなにも嬉しく、やりがいに満ちた存在なのです。

※2022/4/24メルマガより一部を抜粋

2022年4月17日のメルマガより一部を抜粋

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1.商う言葉
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日々の商いに役立つ「言葉」を紹介し、その意味をコラムとしてお伝えします。今日は、店は誰のためにあるのかについて考えてみましょう。

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店とは商人が
儲けるところではない
お客様に得してもらう
ところと見極めよう
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店はお客様のためにあるのであり、その商店のためにあるのではありません。このとき、店が狭いからといって恥じることはないのです。その店が正しいかどうかこそ問題とすべきです。店とは、生活者の信頼と商人の誠実とが出合う交流の広場だからです。

店とはお客様に愛と真実を捧げて、その生活を幸福にするためにあります。そのために諸々の物を売り、サービスを行っているのです。お客様とは誰かでしょう? お客様は何を求めているのでしょうか? それを正しく知る努力を重ねましょう。

お客様がどんな生活をしていて、どんな暮らしをしたいと願っているのでしょうか? 友の気持ちを思うように理解に努めましょう。そうしなければ、一人ひとりのお客様に心から喜んでもらえる商いはできません。

「店は客のためにある」というのは、一人ひとりのお客様に自分ができる限りの努力をして、信頼の関係を広げていくことです。だから、それは毎日の地味な仕事の積み重ねを通じてしか実現できません。「だから、やりがいがある」と思うと、朝目覚めるのが楽しくなるはずです。

※2022/4/17メルマガより一部を抜粋

2022年4月10日のメルマガより一部を抜粋

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1.商う言葉
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日々の商いに役立つ「言葉」を紹介し、その意味をコラムとしてお伝えします。今日は、プロフェッショナルとは何かについて考えてみましょう。

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プロフェッショナルとして
愛と真実もって売ろう
それが商人の正義であり
無二の存在理由なのである
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プロフェッショナルは、どこまでも追求心を忘れません。
・常に同じ仕事をする
・仕事に美しさがある
・仕事を作業にしない
プロフェッショナルとは、今日より明日のより良くしようと努める人です。

目的を決めたらまっしぐらに進む、それがプロフェッショナルです。
・常に「きちっと」
・客の笑顔を思い浮べる
・一人のお客を幸せにする、それが第一歩
お客様一人ひとりに喜んでもらえてこそ、プロフェッショナルなのです。

どんなに苦しい状況でも、楽しさを見いだすのがプロフェッショナルです。
・売れそうではなく、役に立つかで考える
・どちらも損しない関係、それが利益を生む
・いい品は、いい人柄がつくりだす
プロフェッショナルは純粋な心で一つひとつ積み上げていける根気力の持ち主です。

プロフェッショナルとは、お客様に最善を尽くす者。
プロフェッショナルとは、そのために自分を磨く者。
プロフェッショナルとは、相手の喜びを自分の喜びとできる者。
その意味では、誰もがそれぞれプロフェショナルであるべきだし、そうなれるのです。

※2022/4/10メルマガより一部を抜粋

2022年4月3日のメルマガより一部を抜粋

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1.商う言葉
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日々の商いに役立つ「言葉」を紹介し、その意味をコラムとしてお伝えします。今日は、店の品格、すなわち「店格」の高め方について考えてみましょう。

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人に人格が店に店格がある
店主の人柄はもちろんだが
店格を高めるのは
店員の礼儀と愛情なのである
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個性・人柄を重んじる「個」の時代を迎えています。これまでには見たこともない未来の花が繚乱と咲き誇るでしょう。どの花も大地からたっぷりと栄養を吸い上げて育って咲くのです。大地には無限の力があります。

商人にとって大地とはお客様です。あなたの個性・人柄を愛してくれるお客様に支えられて花は開きます。明日に咲く花を信じ、それを目指す商人でありましょう。人の生命は短くとも、必ず希望のときが来ることを信じましょう。

人の世の明日に輝く「あきない」の力に、未来への鍵は隠されています。商人の「個」の力に自信をもって立ち上がりましょう。そのとき店は輝きを増し、多くのお客様から「私のお店」と言われるでしょう。屋号の後ろに「さん」をつけられたとき、店は店格を持つのです。

好きでなければ仕事ではありません。楽しくなければ人生ではありません。どんな逆境にあっても笑顔を絶やさず心を燃やしましょう。あなたは明日に咲く花なのです。

※2022/4/3メルマガより一部を抜粋

笹井氏とは・・・

”商い”をする人々の育成を目的とした「商い未来研究所」を設立。インタビューや研修・コンサル・講演により商いにかかわる本人が認識をしていない強み課題を顕在化させ、多くの商業者を育成し排出してきた人です。

そんな笹井氏の”商いの心と技”がつまったメルマガです。

笹井清範(ささいきよのり)氏  

商い未来研究所代表

一般財団法人食料農商交流協会理事

※笹井氏のメルマガは、商い未来研究所様のページより登録いただけます。