モトスミ・ブレーメン通り商店街で、24時間の賑わいを可視化しました!

写真左から、モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合 平本様、伊藤様、谷口様

モトスミ・ブレーメン通り商店街さんにかんたんAIカウント(ポータブル)を2/1より設置しました
こちらの商店街は東急電鉄元住吉駅の西口方面に伸びる、全長約550m、加盟店舗約180店舗の商店街です。

元住吉は渋谷と横浜の中間に位置し、交通の便も良く暮らしやすい街とされており、商店街内の店舗数も多いことから、
人通りも多く活気のある街です。

1か月間、かんたんAIカウントを設置した効果を商店街にお伺いしてきました。
以前より、日中の交通量はカウントしたことがあるものの、夕方以降の交通量は調査したことがなかったようです。

結果として、夕方以降の人数では驚きの人数が計測されました。

よく知っているような自分の街でも、意外と知らないことが多いのかもしれません。
とても興味深いコメントと結果を多数頂けましたので是非ご覧ください!

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ご利用サービス >> かんたんAIカウント(ポータブル)
獲得効果    >> ① 個店の店舗運営戦略(営業日・時間・シフト)検証 
            24時間(曜日別)の通行量データフィードバック。
           ② 新規出店検討者へ街のポテンシャルをPR(店舗誘致)する。
            出店を後押しするマーケティング情報を提供

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ご回答者:
 モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合
  理事長  伊藤 博 様 (神奈川県商店街振興組合連合会)
  専務理事 谷口 邦明 様
  事務局  平本 保 様

Q.解析データをご覧になり何か意外なことはありましたか?

人通りが少ないと思っていた夜間や早朝、雨の日、土日などの時間帯、曜日でも想像以上に通行量が多かったことです。
特に雨の日でも晴れの日とあまり変わりない通行量であることには驚きでした。
ブレーメン商店街が観光やイベント依存でなく、お客さまの生活に根差した商店街であることの証明になったと思います。

昼・夜で連日と継続した調査は人手では難しく、今回の機械計測で実現した連日の集計グラフは面白い。

Q.想定通りのことはありましたか?

商店街の標準の営業時間帯(ブレーメン商店街においては10時から20時ごろ)の人数については、以前から年間1回行っている人手による交通量調査の結果と変わりないと思いました。
通行量のピークについても、商店街近辺のお客様がお昼のお弁当などを買いにいらっしゃる、11時-12時の時間帯であることなどは想定通りでした。

〇かんたんAIカウント(ポータブル)についてはこちら

撮影している様子

Q.取得したデータを振興組合の組合員と共有したいですか?

曜日別の通行量の遷移(天気や曜日での変動が少ない)

ぜひ、商店街内のニュース(ブレーメンニュース)として情報共有したいと思います。
商店街の店舗では、各店舗のレジなどで来店人数を把握することは可能ですが、商店街全体の通行人数を昼夜連日で把握することは難しいです。この情報を共有できれば、各店舗ごとの戦略の助けになると思います。

平日、晴れの日の通行量データ
         休日、雨の日の通行量データ          

Q.共有することでどんな効果を期待しますか?

・1日を通しての通行量が分かれば、店舗側で営業時間の改定や定休日の変更などの目安になると思います。

・これだけの通行量があるというポテンシャルを数字で確認できるので商売をやるうえで勇気づけられる。

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Q.今後計測したい場所やタイミングはいつですか?

やはり24時間計測をすることが望ましいと思います。
計る位置としては、商店街の入口~中間~出口(駅から遠のく地点ごと)の3か所に設置して比較したいです。
理由としては、ブレーメン商店街は脇道が多いので、商店街から脇道に抜けていく人、脇道から入ってくる人が多くいらっしゃいます。地点ごとの違いが分かれば、店舗の参考になると思います。

元住吉駅

Q.計測した通行量の活用アイデアや感想などはありますか?

=アイデア

商店街全体の時間帯別の通行量を組合員に提供することで、店舗マーケティング戦略(営業時間やシフトなど)の基本情報として活用してもらえます。また、店舗前に絞って人流を計測すれば、店舗の価値を適切に判断する材料になるでしょう。
さらに、取得したデータは有料で地域のデベロッパーに提供できるかもしれません。

=感想

24時間×1か月の通行量データの活用方法はまだまだ考える余地があると思います。
また、商店街内の通行量に加えて、通行人の属性(性別、年齢等)なども、この商店街への出店希望者へ情報提供して、説得力のある店舗誘致を行いたい。脇道も計測して商店街の脇道の誘致と活性化ができれば商店街の発展に貢献する。
商店街だけで複数個所のカメラ(入口~真ん中~最後等)を同時レンタルするのは費用負担が大きいので対策は必要。

終わりに

=ブレーメン通り商店街さんついて

 今回お伺いしたブレーメン通り商店街さんは、通行量カウントの結果では1日に2万人以上が通行、老若男女問わず通行しており、とても活気があって、それでいて居心地の良い商店街でした。 専務理事の言われる「ここは坂道がない商店街」というのも居心地の良さに寄与しているのかもしれません。
ITの活用も盛んで、今回の「かんたんAIカウント」をはじめ、ブレーメン通り商店街固有のポイントカードである「ICブレカ」や防犯カメラの導入など、商店街振興組合様の積極的な姿勢を感じました。

=頂いたアイデアの活用方法について

計測した通行量情報の活用法として、現場の知恵を頂けたのは以下の2点です。

 ① 24時間(曜日別)の通行量データを組合員(店舗)フィードバック。
   営業日・時間・シフトなど販売戦略に活かしてもらう。 


 ② 商店街への新規出店検討者へ情報提供して街のポテンシャルをPRする。
  (”脇道”の通行量も提供して、脇道需要を喚起できれば商店街の拡大戦略にも寄与する)。

このあたりのお知恵をご支援できる機能やサービスの追加も引き続き検討させていただきます。
その他のデータの活用方法も、引き続き設置いただく商店街様と追及していきます。